ドントルックバックインジアンガー

とうとう最終日が来てしまいました。今日の七時には僕は成田行きの飛行機に乗っていることでしょう。ていうかそれに乗らないと帰れない。帰りの便ではハリーポッターの最新作が見れることを切に望みます。ほんとに一ヶ月あっという間に過ぎて多くの物(¥)を失ったけどほんとにロンドンにこれて良かったと思います。フランスとかにもいけたしロンドン、イギリスはめちゃくちゃ面白い国だし日本との大きな違いにおおいにカルチャーショックを受けました。大学を卒業するまでにはまたヨーロッパを旅行してみたいです。ネックは物価の高さと日本人ねらいの犯罪だけど…こないだは書かなかったけどベルギーでは詐欺にも遭いました。駅の周辺を歩いていると子供連れの親子が前からやってきて10歳くらいの少年がいきなり話し掛けてきたのでおっこれはアジア人の有名人だと勘違いしたのかなと思っているとその姉らしき女の子が「今私たちはベルギーのホームレスの人たちのための署名を募っているの。良かったらあなたも署名してくれない?」といってきたので免疫のない僕は愚かにもサインだけならいいよと署名をしてしまったのです。そしてその用紙に何故か金額が書いてあったのでたずねると「署名したから募金を払ってね。最低額は20ユーロよ」と言ってきてこれは詐欺だとそのとき気づいたのでした。僕は旅行者だから金持ってねえよとしぶしぶ5ユーロ払うともっともっとと言ってくるので完全にドつぼにはまってしまいました。しばらく言い合っていると「オーケー、じゃあこうしましょう。あなたは20ユーロ札を持っているわね。そして今私は15ユーロをあなたに渡すわ。これでいいでしょ」何がいいのかわからなかったが成すがままに20ユーロを渡してしまい後から受け取った15ユーロのうち5ユーロは僕が前に払った金だと気づいた。たかだか14歳くらいのガキに見事にだまされたアホな日本人でした。さて学校ですが生協の人にやたら薦められた割にはほんとによかったのかよくわからない微妙な学校でした。でも先生とかは面白かったし小規模なフレンドリーな学校でまあ期待はずれというほどではないけどもっとなんか期待していました。しかもヨーロッパから帰ってきた最後の週にスイスからスゴイ美人が違うクラスに入ってきたのでタイミングがわりいなーと思いました。話してみたかったです。今回は日本人の人とはまたもアドレス交換してないけどハンガリーの人二人とイラン人の人のアドレスをゲットしました。イラン人のアジンは物静かでのっそりしてる感じだけどとても気さくで日本人よりも親切で何かと一緒になることが多く今回の語学研修で一番仲良くなれた人でした。彼は常々「日本の電子機器は世界で一番だよ!!」と言っており「僕が会った日本人はみんないい人ばっかだから絶対いつか行ってみたいよ!」とも言っていました。そして後半の二週間同じクラスだったハンガリー人のガブリエルはハンガリアン気質の40代エリートサラリーマンといった感じでしたが実はとても陽気で面白く自分の6歳の娘をコンピュータの天才だとべた誉めするマイホームパパマンでした。彼は常々ジャックスカフェで手書きのレシートを受け取り「イギリスの滞在費は全部会社が出してくれてるんだ。だから領収書をとっておいてオレは一銭も払わないのさへっへっへ」といっておりました。そしてもう一人のハンガリー人ノアールドはワインセラーで働き会社から三ヶ月の休みをもらって留学しにきているまた陽気な中欧気質の20後半くらいの人で僕は彼の独特な声がほんと好きでした。 さてとまあそんな感じなんですが今回僕が本当に良かったのはブリジットさんというすばらしいホストマザーと一緒に過ごせたことでした。彼女の料理はフランスのプロヴァンス自己流で毎日料理を食べるのが楽しみでした。また彼女は仕事で疲れているにもかかわらず僕の調子を聞いてきてくれたりいろんな話をしたりしてほんと楽しかったです。すごいチャーミングで可愛いおばさんでした。そして僕のことを日本人よりも中国人ぽいと言っていました。差はなんなんでしょうか? またルーシーちゃんと言うめっちゃ可愛い14歳の女の子と一緒に家で暮らせたことは本当に僕の人生最高のハイライトです。ほんとにくそツイテたぜ俺やっほおおお!!彼女は親切でたまに話し掛けてきてくれてほんとうれしかったです。あとこの家では洗濯物を家のヒーターの上で干すのですが食事を摂っているときに干してある下着が目に入ったときはどうしようかと思いました。あとルーシーちゃんが食事を口に運ぶ時の動作を凝視してしまって御免なさい。もっと笑わせたかったけど困難でした。しかしかわいいので学校でも大人気らしく家ではひっきりなしに男から電話がかかってきていました。昨日も夜11時頃居間でホストマザーへの手紙を書いていると玄関先でボーイフレンドとの別れを惜しんでいました。しかし早熟ですな全く!俺はいままで20年も生きてきて何をしてきたんだ!!?ほんと俺くそだまじ彼女ほしいいい!!! 最後の不安はまだブリジットさんとルーシーちゃんの写真を収めていないということです。さっき彼氏から電話かかってきたからでかけているかも…
畜生、盗撮でもなんでもしとくんだった!!今朝はブリジットさんが僕のために自己流イングリッシュブレックファーストを作ってくれました。まじうまかったです。彼女は今の家から郊外の静かな場所にラブリーな家を買いたいと言っていました。僕にも是非たずねてほしいといってくれました。僕はまた絶対イギリスに来ます。そしてこれからも人生をもっとカラフルにするためにいろんなことをがんばって楽しんでいきたいと思います。さようならブリジットさん、ルーシーちゃん、ムシ、さようならロンドン、また会う日まで!!

     11/3/06  TO BE CONTINUED...