邦人ベルギーで少年ギャングに襲われる

おひさしぶりです。約二週間振りくらいの更新になってしまいました。早いもので残すところあとわずか、今週の土曜日には日本に帰ってゼミの勉強だのサークルだの単位だのバイトだの考えなければいけないと思うとわずらわしいばかりです。そして残念ながらもう写真の更新はできません。なぜかというと深い事情があるんです。勘のいい人はもうお気づきかもしれません。まずロンドンに来て感じたことをざっと箇条書きしてみようと思います。まず町中でソニーの電化製品を持っている観光客をよく見かけます。ビデオカメラとかですがさすが世界のソニー、世界を席巻しています。学校の昼休みにジャックスカフェというなんかいかつめのお兄さん達がきりもりする定食屋でサンドウィッチを買うのですが(キッチンの中がヌードカレンダーでいっぱい!)ちょうど昼休み中の工事現場の若い衆がPSPサッカーゲームをやってました。ほんと街中とかホームでもPSPやってる人多いです。こっちでどんなゲームが人気あるのかというと海外のメーカーのサッカーとかラグビーのゲームとかもあります。あとポケモンとか三国無双系?あとどの本屋いっても必ず少なからず漫画コーナーがあります。・道の至る所に犬のうんこが落ちてる。これはどうなんでしょうか?犬のウンコを道の至る所に放置するなんてそんなの飼い主の怠慢なんじゃないですか!なんでこんな怒ってるかというと、踏んだから。しかも二回も。学校のドアでたら真正面にウンコが落ちててそんなん気づいたら踏んでたよ!まじであの感触は不快でした。いつまでも靴底を地面に押し付けていた。。。・パンクの発祥地キングスロードいったのにパンクのかけらも感じなかった(残念) ・ロンドンでは何歳だろうと(いい年だろうと)人が見てる前で平気でイチャイチャする。・みんな電車でスードクやってる。 ・日本語話す人が結構いる。長距離バスのチケットを買うときに受付の20後半くらいの褐色の人に「日本人ですか?観光ですか?」とすごい流暢な日本語で話しかけられた。日本にいたことがあるのかと聞くと「いや、いったことないんです。前の彼女が日本人でした」と言っていた。それだけでそんなしゃべれるの!? ・全年齢でサッカーが好き。チェルシーとかあと僕の午後のレッスンの初老の先生が授業中にBGMとしてレディオヘッドのフェイクプラスティックツリーを流し始めてかなりビビッた。「これは僕のお気に入りのアルバムなんだよ」と言ってた。年取ってる人でもカルチャーには敏感というか感性が若い。・街中にあまりトイレがないのでパブに張ってうろうろしていたらいかす英国紳士のおっさんが「あっちだよ」とウインクして教えてくれた。・たまに晴れてるのに雪が降ってくる。かなり奇妙な現象です。 ・地下鉄の通路ではいつでもストリートミュージシャンが演奏していて楽しい。なんどか書きましたが今回はほんとにホストファミリーに恵まれました。ブリジットさんは陽気で気をかけてくれて料理はおいしいし30年くらい前にはやった日本語のアニメの主人公の変身シーンを自らの体で実演してくれました。「ガオ・ガ・ハク!!!!」とか言ってました。申し訳ないことにわかんなかったです。ルーシーはポケモンとかが割りと好きなようで「ピカチュウかわいい」とかいってました。初日に愛地球博のマスコットキッコロモリゾーをあげたのですがモリゾーはきもいとか言われて気づいたら居間のホットプレートの間に挟まってました。文化の国際交流をはかろうと思い日本から持ってきた英語版ワンピースをあげました。呼んだらしいのですが一巻をもっていったので話が完結していなくてムカついたといわれてしまいました。彼女は14歳でかなりなんつうか反抗期な感じなのでホストマザーと大体毎日衝突していましてヒステリックになっていて朝とかかなり口論してる感じなので怖くて居間に降りられません。ホストマザーと話していて「見て。彼女は学校の宿題をまったくやらないから学校から通知がきたのよ。彼女はほんとなんもやらないのよ、ひどいわ!興味があるのはばかみたいなファッション、音楽とかメイクとかそんなんだけよ!いつも質の悪いボーイフレンドとつるんでばっかいるわ。一度彼女をフランス語とバイリンガルのいい学校に入れたけど彼女は好きじゃなかったの、すぐやめてロンドンのくそみたいな学校に入ったわ。彼女は将来のない下層のアフリカンの人たちを愛しているのよ!」とまくしたてていました。その夜僕の前の午後の授業の教師サイモンがやっているバンドのライブに行ったのですが、数組のバンドが奏でるコールドプレイみたいな典型イギリスセンチメンタルな音楽を聞いていたらなんか切なくなってきて何ができるわけでもないのに何かしてあげたくなりしばらくトイレに閉じこもっておりました。(サイモンのバンドの音楽はエレクトリックな打ち込み系のギターバンドですごい独特でよかったです。) そこで誰かに胸の内を打ち明けたくなり見に来ていた同じクラスの日本人の美人の奥さんにそのことを話しましたがすごいやさしくて危うく人妻に恋しそうになりました。あぶねー。 さて、先週末から昨日にかけてヨーロッパを回ってきました。コースは四日間でフランス→ベルギー→ドイツです。確かにもういままでで恐ろしいほどの金を使い金銭感覚も麻痺しているのですがそんなことを気にしていたら楽しめないので気にしないことにしていました。帰ったら働くって...まず金曜日ナイトバスにのって早朝パリにつきました。道中ドーヴァー海峡でフェリーにバスごとフェリーにのったりして楽しかったのですがほとんど睡眠は取れませんでした。5時ごろパリに着いたのですがメチャメチャ寒くて早く中心部に行きたかったのですがポンドからユーロに両替するのを忘れてかなり焦りましたが銀行のATMでカードで金を引きだしことなきを得ました。僕がヨーロッパにたいして物申したいのは駅の構内とかのトイレで金を払わなくてはいけないということです。トイレに入ったら男女のしきりのついたてに老婆が座っていて「30ぺーんす」とかいってくるので最初はかなりビビリます。さてなんだかんだで8時頃にパリに着いたのですがさすが花の都パリ!なんかどこをとってもおしゃれな感じでパリジェンヌが颯爽と通りを歩いておりました。ロンドンを流れるテムズ川はにごってて汚いんだけど、パリを流れるセーヌ川はにごっているのにベージュ色でなんかお洒落です。まず最初に宿をとろうと思いインフォメーションセンターに行ったのですがあまり親身に対応してもらえずなんか二つ星のホテルに二日で一万二千円くらいで予約してもらいました。道に迷いながらも朝の10時頃には宿にたどり着いたのですがなんか庶民的な感じなんだけどいかにもパリって感じの19世紀の建物を改装した感じのビルで結構雰囲気よかったです。部屋にトイレはなかったけど。荷物をおいてパリを観光しました。なんかその日はたまたま市民マラソンの日だったらしくて何千人ものランナーがフランス革命で有名なバスティーユ監獄前広場を目指して走っていました。ごめんなさいめんどくさいのでこっから箇条書きで行きます。
:電車のドアは止まる前に中から開けられる。電気屋さんでフランス人が秋葉系のアニメを物色していた。:また道の真ん中で犬のウンコ踏んだ。地面に刷り込んだ。:重要文化財とかの前では迷彩の兵士が銃をもってうろうろしている。まじ怖い。パリジェンヌはマジ美人。おれよりでかいのに顔のサイズは二分の一。トレンチコートとソバージュヘアーがよく似合う。庶民的な食堂ブラッセリーでも接客が一流で気持ちいい。パンがやたらうまい。車に乗ったアブラモビッチに似てるイタリア人にオー日本とイタリア友達これ御土産ーとかいって皮ジャンを渡されそうになる。隙を見て逃げる。:ルーブル美術館モナリザ鑑賞。感動した。ピラミッドがカッコいい。日本人観光客まじ多い。一度日本のかわいい子に写真取っ手くださいと頼まれる。もちろんOK。:パリジェンヌと日本人旅行者のかわいさとスタイルの歴然とした差に驚愕する。なんだこの差は!!ほんとに同じ種族か!!ノートルダム協会がちょうど日曜礼拝で荘厳な聖歌に心動かされる。キリスト教に改宗しようかなとおもった。凱旋門からの夜景がマジで最高!世の中で一番美しいもののひとつを見たと思う。もちろん一人で。:なぜか美術館にわかくてかわいい子が多い(もちろん外人)途中から絵じゃなくてそっちを鑑賞していた。:パリ天気まじかわりやすい。:年とってる人でも金髪がきれいでスタイルのよいきれいな人が多い。日本文化の少なからぬ影響で日本人に好意的に接してくれる人が多い。主にレストランで。・・・・さてやってきましたベルギーですよ。ほんとにこの国はいまの僕の中での印象は最悪ですよ。ひそかに一番期待していたのに!海外旅行の怖さをほんとに痛感しました。ベルギーにはパリーブリュッセルを結ぶ高速特急タリスで行きました。車掌さんがチケットを見せるときにコンニチワといってくれました。ブリュッセルについて最初におもったのは案外こじんまりとしてて有名なしょんべん小僧も驚くほど小さかったです。中心部には歴史的な建物も多くいい感じですがいったんそこからはなれると町のあちこちは工事中で自動車多すぎ排気ガスはすごいし移民町になってて壁に落書きが多く雰囲気よくないです。レストランでベルギービール(激うま!!においはいいし日本のとは比べ物にならない)と魚料理を味わいユースホステルに戻る途中道を間違えて人気のないとおりにいってしまいました。なんか電灯に照らされて後ろから人が近づいているのが見えたのですがアルコールが入っていたので油断していました。すると突然後ろから口を押さえつけられ腕を羽交い絞めにされ車の車体に押し付けられたのです!!一瞬なにがなんだかわからずどんどんまわりに人が囲んできてやばいまじで俺の人生終わったと思って手荷物を地面に落としました。しかし必死で抵抗してなんとか包囲から出ることが出来、振り返ると15,6歳の少年達じゃないですか!地面に落ちた荷物を拾うため半ばなりふりかまわず「ふふ、ふ、ふざけんなよぉっ!!お前らいったいどういうつもりでこんな事やってるかわかってんだろうなあ!!!」といって殴りかかりにいこうとするとあっちもびびって逃げていきました。しかし不幸にもデジタルカメラだけはもってかれてしまいました。また今度!